スリム本棚 [家具]
寝室に主に漫画本を収納する本棚を奥さんにリクエストされたので作成しました。高さを天井いっぱい使い、上は文庫本サイズ、中間は単行本やB5サイズ、下にA4サイズになるように2×4の材料で脚を作って、箱をねじ止めして棚とする本棚は以前から作成していたのですが、横幅は910mm程度の大型でした。今回は配置の関係から横幅を610mmにして作成しました。組立時に天井いっぱいに棚を押し付けることで転倒防止にもなるようにしました。設置した状態です。
脚の材料は1920mmの2×4ホワイトウッドで82mm×30mmに製材して使用しました。
勾配のある加工は角度とサイズによってはテーブルソーで加工できるのですが、
長物の角度取りは丸ノコで加工しました。
天井までの長さは8mmのボルトと鬼目ナットで取り付けます。穴位置を正確に出すのは難しいので、穴径、座繰りサイズを少し大きめにして調整可能なようにしてあります。
脚の下の部分は接着しました。
棚板の位置決め用の加工は最初テーブルソーで2mm削ったのですが、いまいち端の方が水平にならないので
最上段の棚の側板は中間を掘る必要があるのでルータでの溝堀が必要なので、テーブルソーで加工したものも再度追加加工しました。図面上は2mmですが、実際は2.5mmになってしましたが全部このサイズなので問題なしです。
棚板はポプラ集成材で一番上の棚側板は幅200mmを加工後縦半分にして98mmとして使います。手前が縦切りにする前です。
棚の加工が完了です。
後の板は、以前分解したタンスの後板の穴の開いていない部分を流用です。
流用なので、材質、板目がバラバラですが本を入れれば見えなくなるとして気にしないことにしました。
木ネジと接着剤で組立です。
後板を接着して完成です。
設置する場所に運んで、木ネジで組立しました。
図面です。
古い引出流用の台所野菜ワゴン [家具]
これも昨年夏に作成したものです。
台所床下収納が梅酒ビンでいっぱいなのと、取り出しが面倒というか、腰をかがめて取り出すのがつらくなったので、常温保存の野菜用に、古い机の引き出しをベースに作成しました。
ご近所の親しい友人には、廃棄予定の家具類があれば引き取り処分しますとお願いしてあるので、この引出も、天板の材料もその時の分解した材料です。
天板は机の側板でフラッシュ合板でしたので、必要な大きさに切り出したとき芯材が無い部分が出来ます。そこに木片を入れて再利用します。
接着中です。
切断面の芯材が出るので枠材を取り付けます。
部品がそろいました。
キャスターを引出四隅に取り付けます。底板が薄いので台座を接着しました。
柱を止めて
完成です。屋内乾燥場での使用なので手を抜いて未塗装です。
図面です。
自作机の引出追加 [家具]
30年以上前に広い机が欲しいので、36の合板を天板にして、スチール製の押入れの棚(恐らく)を脚として作成し使っていました。知人の実家取り壊しに伴い、大きな家具を分解して欲しいと依頼され実施したときに、木工の材料として使えるものをいただいて来ていました。その和服の収納用の桐製の棚が4個ありましたのでそれを使って自作の机に引出を付けることにしました。
これがいただいてきた棚です。枠は無垢のヒノキ材で、底板は3mmのプリント合板でした。
最初これを半分に切断してそのまま取り付けるかとも考えたのですが、大きさと、取り付ける机の脚があるので最適な大きさにならないため、分解して再組立てすることにしました。
完成した引出です。最初中央部の引き出しは無かったのですが、やはり間が空いているのでもったいないと考え後で追加しました。
引出を引き出したところです。スライドレールはスガツネの3618-450ですが、引出の奥行きは550mmにして奥の部分は、引き出したときに見えればよいと考え少しコストカットしました。手前の引出の底板のしみは底板を貼り合せた時の拭き取り切れなかった接着剤の跡です。
分解た時の底板を取り付けていた釘をペンチで取り除き、際カンナで接着残材をきれいにしてそのまま使用しました。
両側の引出の部材です。底板は1枚で取れない大きさになったので貼り合せるため、接着の補助材も用意しました。
中央の引出の材料です。底板は手元にあった5.5mmのシナ合板を使いました。このため底板が裏側に少し飛び出していますが問題ないです。・・・
奥行550mmを取れる材料が残っていなかったので、継いで使いました。
組立です。ハンマーは底板貼り合せの重しです。
中央部の引出組立です。
スライドレール取付です。天板裏に取り付ける金具は強度が心配でしたがアルミ板で自作しました。結局強度的には問題なかったです。写真には無いのですが、中央の引出取り付け金具は手持ちのLアングル金具を加工して作成しました。
机に取り付けている所です。現物合わせでネジ穴を決めて取り付けました、机を動かすのは面倒だったので、作業性は非常に悪かったです。
全体図面です。中央部は後で追加しました。
引出単体の図面です。
工房の机下引出の作成 [家具]
また半年ほどアップをサボっていました。
3月頃に工房の整理の為、机下に引き出し式の棚を作成しました。上下2段にして、個別に引き出せるようにしました。なるべく余材とリサイクル材料で作成しました。
完成写真です。奥にしまってある状態です。
下の部分を引き出した状態です。
上の部分を引き出した状態です。
上の引き出しの側板は学習机の側板をリサイクルしています。軽量化、低コスト化のためフラッシュ構造で作られているため任意の大きさにカットすると穴が開きます。対処法としては薄板を小口全体に張り付けるか、木片で穴埋めしますが今回はキャスターを取り付ける下面だったため、穴埋めで対処しました。
棚板は12mm厚のパーティクルボードのOSBボードを使用しました。
上の引き出しの組立前の加工済み材料です。
組立後に側板下にキャスターを取り付けます。引き出すだけなので固定式のキャスターにしてあります。
フラッシュの穴は穴方向を大きく取った(約40mm)ホワイトウッドを接着しました。
完成した上側の引き出しです。
下の引き出しはなるべく高さを低くしたかったので、底板に穴をあけ、ダイソーで見つけた固定式のキャスターを周囲8カ所にアルミ板で固定することにしました。加工後の部品です。
組立中です。
下の引き出しが完成しました。キャスターの取付板が底に出るので邪魔になりますが、高さを低くすることを優先しました。設計上、床と底板の隙間は2mmになります。
全体の図面です。
上の引き出し図面です。
下の引き出し図面です。
それなりに収納場所は増えたのですが、依然として机の上は雑然としたままです。
これは収納場所の問題ではなく、まめに片付ける習慣の問題だとわかってはいるのですが・・・
タイル張りのサイドテーブル [家具]
ベッドのサイドテーブルを作成しました。
桐生の骨董市で昔妻が購入したタイルがあったので天板をタイル張りにしました。
前に上野村クラフト展で購入した朴ノ木があり、中央で曲がっていたので、分割し貼り合せて材料にしました。
完成写真です。
元の朴の木です。写真では良く分かりませんが汚れ中央に割れがあります。
底板は孫の机を作ったときの余り材でタモの30mm厚の集成材を貼り合せました。
底板と中板の材料です。
天板の材料です。タイルで隠れる中央部は余材の18mmパイン集成材です。
柱の部分はサザンイエローパインを貼り合せて44mmにしました。
ビスケットで貼り合せました。。
タイルの厚さの枠を張り付けます。
各部品完成です。
組立です。
組完です。
塗装後でこれからキャスター付けとタイル張りです。
完成です。
図面です。
小上がり下の収納BOX [家具]
畳小上がりの下に物をいろいろ入れるのですが、そのままだと、取り出しにくく埃もたまります。
また猫さんたちの隠れ場所になり汚されることもありましたので、目かくしも兼ねて収納BOXを作りました。見える部分として3個です。一番奥の部分は、衣装ケースがあるのでBOXに入れると入らなくなるためそのままです。
極力低コストでと思い9mmの針葉樹合板で作成しました。またBOXの底高さを抑えて収納容量を稼ぐためキャスターを底面からあげて取り付けました。そこの部分は出っ張りますが・・。
完成し収納した写真です。
3×6板から切り出します。
3枚組み継ぎ加工です。
底板に3枚重ねてキャスターの孔加工です。
キャスターの取付部品です。
ビス止め用の下穴加工です。
接着剤と25mmのスリムビスで組み立てました。9mm厚なので補強柱無しで強度もつか心配したのですが底板を取り付けると実用上問題ないレベルです。
キャスターの取付です。
完成です。塗装も考えたのですが節のあるそのままも良いと思い、サンドペーパーがけで済ませました。
図面です。
テーブルとイスの再利用 [家具]
息子の家から不要になったテーブルと近所の方からやはり処分したいとのことで2脚のイスをいただきました。大きな傷も無く、再塗装で使えそうです。さすがにイスはウレタンがへたり、座面がかなり汚れていたので張り替えました。
完成後のセットです。まったく別の経路から入手したものですがそれなりにマッチしています。
イスの座面を外して、再塗装するところです。旧塗装もクリア塗装だたので軽くサンドペーパをかけた程度で上塗りしました。
座面の布張りを剥がします。タッカーで丁寧に留めてあるので取るのに苦労しました。
スポンジを剥がしたところです。
サンダーできれいにします。
そこそこきれいになりました。
座面のスポンジは手持ちにあった、低反発敷布団の中身を流用しました。座板より少し大きく切り取ったつもりでしたが、もう少し大きくした方が良かったようです。
手持ちにあった奥さん指定の布でカバーしていきます。
裏の隠しカバーは省略しました。張り替え完了です。
座面を取り付けてイスの完成です。
畳小上がりの制作 [家具]
自室の模様替えの2点目の畳小上がりです。
以前居間の東東側に作成した小上がりと同じ構造で、外形を場所に合わせて幅を小さく、長さを大きく長方形に変えてあります。少し高くしてあります。同じ畳をホームセンターで設置直前に購入したのですが、少しコストダウンしたようで厚さが18mmから13mmになり、強度が低下していました。なので後でスノコ部分を補強しました。
畳を置いて完成したものです。机の脚の位置と畳の幅がギリギリだったので枠の部分を切り抜いています。(机は部屋右側いっぱいに置かれこれ以上動かせないためです。)
スノコ板の板取です。2×4 6feetのホワイトウッドから縦割りして取っています。
スノコ部の組立です。この時はまだ中央に補強が入っていません。
外枠の板取です。18mm厚のパイン集成材からです。
枠の部材加工完了です。
組立です。
畳を置く前の組完状態です。
小上がり下は収納場所として使うのですが、猫が入り込んだり、ほこりも溜まるので、キャスタ付の収納BOXにする予定です。
図面です。
整理ダンス外箱の作成 [家具]
しばらく更新をサボっていました。
昨年6月に自室の配置換えを思いつき、整理ダンスと小上がりを再制作を計画しました。
配置の関係で整理ダンスの高さを半減する必要があり、整理ダンスの引出をそのまま使いことにして、外箱を作成しました。
完成したものです。
外箱の部分です。去年家族に加わった「姫」10か月♀です。
構造は天板、側板、中棚と台輪です。
中棚の部品です。
ビスケットで接着します。
合計8枚つくります。
後板の材料と組立です。2枚作成します。
側板の組立です。左右別に2組です。
総組です。
台輪を取り付けます。
天板は30mm厚のアカシアの集成材を購入しました。前部をR加工します。
外に見える部分だけクリア塗装しました。塗料たれまくってます。
天板の塗装です。
外箱完成です。
総組立図と部品組み立て図です。
次は畳小上がりを紹介します。
小テーブル [家具]
4月に次男が家を購入したので、コロナが一段落した6月に行ってきました。ごみ箱を置く場所にテーブルでも置いて上に花でも飾れるようにと引き出し付きの小テーブルを作成し、9月の4連休に子猫を見に帰ってきたので持って帰ってもらいました。上に飾る観葉植物の鉢も、妻が用意したのですが拒否されてしまいましたが、今度行くときに強制的に持ち込むと息巻いています。
完成した小テーブルでこちらで撮ったものです。
引き出しです。
ちなみに、子猫の 姫♀ 5月ごろ生まれたノラでした。
切り出した材料です。サザンイエローパインとラジアタパイン集成材です。
脚は2枚貼り合せて厚さを確保しました。
ホゾ加工です。
加工済みの部品です。
引き出し部の部品です。
引き出しの組立です。ダボ埋めです。
本体部分の組立です。幕板と引き出しガイドを組立
脚を取り付けました。
引き出しとのすり合わせです。
天板はアカシアの集成材30mm厚を指定寸法で購入し、ルーターで面取りし、クリア塗装しました。
目的の場所に設置した写真を送ってもらいました。
図面です。